2016年10月、日本芸術メダル協会主催の第34回創作メダル彫刻展において弊社課長・加藤孝俊が、同彫刻展最高の大賞を受賞しました。
加藤は2002年の入社以来、レリーフ制作と研究を重ねてきましたが、同彫刻展初出品での大賞受賞となりました。
デジタル技術で「生きた目」の表現を極める
150ミリ四方の銅製。人の顔の一部を切り取り、メダル中央に配置した目の光彩には真鍮を埋め込みました。
制作は3DCGで三次元の原型をつくり直径1ミリの切削工具で削り出しました。目の周辺や顔の削り具合を変え、筋肉の繊細な質感を出しました。目に生命感を与え、視線を強烈に感じられる作品を目指しました。
弊社では、レリーフ事業開始以来、人の顔の表現、眼球の肉付けなどに特に力を入れてきましたが、その方向性に評価を得ることができ、毛利レリーフがめざす「工業工芸品」という理想に向けて更に努力してまいります。
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